だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

沖縄編10 ーウケるーとキャーー

 

「ウケるー」

 

 

っていう人の気持ちを知りたい。

 

数年前から「ウケるー」という言葉をきくようになった。

 

「ウケるー」単品で使っているのはあまり聞かない、笑いながらだったり、笑った後だったり。たまに全然面白くないことを真顔で「ウケる」ということで、皮肉めいた使い方をすることもあるようだが、たいていの「ウケるー」は笑いとセットで使用される。

 

楽しんでいることは声や表情で充分伝わっているのに、口に出してあえて言う。

 

 

 

何のために?

 

 

 

自分の状態を言葉にしないと不安になる性分なのだとしたら、泣きながら「ナケるー」って言わなきゃならないし、呼吸しながら「イキテるー」って言ってもらわないと整合性がとれない。 

 

もしや「キャー」と一緒なのかな?

 

憧れの芸能人などを前にすると、女の子達は「キャー」と言う。

 しかし冷静に「キャー」の意味を考えると、適切な言葉が浮かばない。

 

人気のアーティストのライブなどで大勢のファンが声を上げている映像をみて、もしかしたら別の言葉を言っているのに人がたくさんいすぎて「キャー」に聞こえてしまっているのではないかと考えた。

 

例えば「○○さん素敵やー!」とか「もっとこっち来(き)いや━!」とか

 

しかし、その仮説は誤りだということをすぐに知る。

 

とあるお笑いライブに行った時、隣の女子高生がはっきり「キャー」と発音したのだ。「キ」に小さな「ヤ」に伸ばし棒のキャーである。その後女子高生は芸人さんの名前を叫び、泣きながら「キャー」と言った。

 

「キャー」は伸ばし棒をはぶいて「キャッ」として利用されたりもする。

 

ぶつかって「キャッ」スカートがめくれて「キャッ」これを言語能力が最も優れている人類が発しているのだ。不思議としか言いようがない。例えるなら

 

 

 

公用語が"ワンワン"である犬が突然「ゴハン」と言ってきたぐらいの奇妙さ。

 

 

 

ストレスというものは、狩猟民族であった人類が危険を冒して命を落とさないよう脳がブレーキをかける役割を果たしてきた。と何かで読んだ。つまりストレスを感じやすい人ほど自己防御能力に優れていて、子孫を残すことができてきた。ということらしい。

 

「キャー」もこの理論にあてはめることはできないか。古来より非力な女性は「キャー」と言ってきた。言うことで周囲に自分の窮地を知らせることができるし、「キャー」に驚いて敵が逃げていく、というエピソードは最近でもたまに聞く。

 

ということは「キャー」が昔から受け継がれてきた生きる術で、使っているうち活用法が広がり、嬉しい時・驚いた時などにも「キャー」を発するようになったのではないか。

 

ちょい待って、じゃあ「ウケるー」は?

 

「ウケるー」は最近できた言葉だ。ストレス理論は通用しない。それにここはお笑いライブを見る会場。面白い話を聞く場所で、面白い話を聞いて笑うのは普通のことなのだ。みんなウケるべくしてウケているわけであえて「ウケるー」というのなら

 

ジョギングしながら「はしるー」と言わなきゃならないし、レジで財布に手をつっこみながら「はらうー」と言ってもらわないと整合性がとれないではないか。

 

もしかしたら自分の位置を知らせるために「ウケるー」を発動しているのかもしれない。舞台にいる芸人さんが友達か恋人で、(私見てるよ、ここにいるよ)と青山テルマ的ないじらしさでウケるー・・いいや、さっきのトリオの時も「ウケるー」していた。てことは、この舞台に立つ全ての芸人さんを手玉に取る小悪魔か、自分の気持ちを口に出して伝えなければ気が済まない極度の心配性ということになるけれど、どっち?

 

斜め後ろに座った女性に、心の中で問いかけているが答えは返ってこない。