だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

魔性のメスに監視され




気がついたら犬を抱いている




時がある。家には犬が2匹いて夜は1匹は母が、もう1匹は兄が自室へつれていくことになっている。しかし目が覚めると兄と寝ているはずの犬を私が抱いているのだ。兄に聞いてみると昨夜、犬は確かに一緒に寝たという。二人で首をかしげていると、起きてきた母が言った。

「私んとこにも来たよ朝方。で、少し寝てから庭でウ○コして二階にあがっていった」

なんと犬、起きてから家族全員の部屋を順に巡り添い寝していたのだ。二度寝は母と三度寝は私と・・なんたる不貞。家族全員を手玉にとるメス犬よ。そう思いながら膝でイビキをかく犬をなでていると、尻尾のあたりからペケと音がして、メタン臭が立ち上ってきた。



この野郎



手で空気を拡散しながら、傍らにいるもう一匹の犬に目をやる。短い手足、太い首、丸いお尻は子豚を思わせる。彼女の定位置は足元、一緒に寝る人間としては楽でありがたいのだが、布団からきっちり顔を出さないといられない性分らしい。冬、夜中にトイレに立とうとしてふと犬の鼻に触れてみると







キンッキンに冷えてやがる!!(byカイジ






時があるので心配だと母が言っていた。さらに、胃腸が弱くたまに消化不良を起こすこの犬は、吐く時にきっちり布団をさけ、ベッドの下にぶちまける律儀者でもある。(早朝母がゲロを踏んだと叫んでいた)

話はそれたが、抱っこ魔の方の犬は余所者にも容赦はしない。泊まりに来た友達に腕枕を要求し、翌日「なんか・・抱っこさせられたんだけど」と苦情を頂く。犬嫌いのいとこは抱っこをかたくなに拒否したが、犬はいとこの寝ている部屋に入り込みチャッチャッチャッと爪の音をさせながら彼の周りを周遊。時々足の先や顔を舐め、自分の魅力をアピールをしていた。


ニートになり家にいる時間が増えると犬は私を見張るようになった。抱っこも好きだがドライブも好きなのだ。コンビニに行く時、ついて行こうという腹だろう。ベッドで寝たふりをしつつ、私がトイレに立とうものなら廊下までついて来て行き先を確かめる。出ると犬にいざなわれるようにまた部屋へ。まるで囚人だ。家の構造上、居間を通らずして出かけることはできないので、居間のソファーで寝てればいいものを・・そこまで頭は回らないらしい。

(しょせん犬知恵よ)

と、試しにトイレの中から「行ってきまーす」と叫んでみたら、薄くあいた扉をこじ開け中まで入ってくるではないか。つられてもう1匹もやってきてわちゃわちゃ始めるもんだから、私は尻を出したまま犬たちを追い立てるはめになった。

体よく犬をまいてコンビニに行けたとして、帰ると厳しいチェックが待っている。「何を買ってきた?」「我らが食べられそうな物はあるか?」袋に顔を突っ込んで鼻をフガフガさせるのだ。

昔、犬は家を泥棒から守る番犬だった。現在、家の犬はニートを見張る看守である。この檻から抜け出せる日が来るのだろうか、犬をおんぶしながら階段を下りる私は思うのだ。

 

賭博黙示録 カイジ 1

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