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だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

適合しすぎちゃった女

私はいつも疎外感を感じていた。”社会”というものに馴染めない。うまくやれない。決して仕事ができないわけじゃない。なのにだんだんツラくなる。いつものパターンはこうだ。仕事する→気に入られる→がむしゃらに頑張る→強いヤツにこき使われる上に蔑まれる→とにかく頑張る→そんなに強くないヤツにもこき使われるようになる→限界がきて辞める。どこにいってもその繰り返し、切り替えたり・手を抜いたりができない分、すぐに思い詰めてしまう。

 

何度トライしても”社会”は私を受け入れない。受け入れないどころか、しばらく立ち上がれないくらいの強さでベシッと突き飛ばしてくる。

 

セックスアンドザシティでキャリーが、なかなか心を開かない恋人のビッグを「テフロン加工か?」と嘆いたことがあったが、私も社会に対してそんな印象を持ち始めていた。おかしい、何かがおかしい。みんなにできることが何故私にはできない。自己啓発本を読み漁り、色々試してはみるのだが、結局はいつものパターンを繰り返してしまう。

 

 

 

 

 

きっと社会不適合者なんだ

 

 

 

 

 

半ば諦めつつ本をめくっていると、ある一文に頬をひっぱたかれた。要約するとこうだ「自分を殺し、常に他人を優先してしまう、過度に社会に適合してしまった人々は・・」

 

ちょい待った

 

自分を殺し、常に他人を優先・・私のことじゃねーか!!!!なになになになに私って社会不適合者じゃなかったの?逆に適合し過ぎちゃってたってこと?「適合」=「ぴったり当てはまる」だと思ってた。し過ぎるなんてことなどありえるの?好きすぎて別れるみたいな?厨二病かよ!エビ食い過ぎて見るのも嫌みたいな?自重しろよ!!・・

 

私は宇宙飛行士。任務(学業)を終え、地球(社会)に帰還しようとしている。地球の自転の速度は時速やく1700km、ぴったりの速度と角度で大気圏に突入しなければ宇宙船ははじき出されてしまう。

 

「ヒューストン、突入準備に入ります」

「了解」

「突入角度と速度の計算は・・」

「オーケーだ、このまま行こう。カノ、ここまでよくやったな」

「あんたのモーニングコールが聞けなくなると思うと寂しいよ、ダン。」

「明日からはおふくろさんにやってもらうんだな。」

「ダサいディスコミュージックをかけられなくて済むしね」

「おいおい随分だな」

「悪かったね」

「お詫びにコーヒーおごらせてやる」

「嬉しくて涙がでるよ」

「お二人さん、邪魔するようで悪いがそろそろ時間だ。イチャつくのは地球に着いてからにしてくれ。」

「「了解」」

 

「ヒューストン、突入します・・」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

 

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

「ヒューストン!異常が発生しました!緊急事態です!ヒューストン!一体何が・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪い、どうやら計算がぴったり過ぎたようだ」

 

 

 

「ヒューストーーーーーン」

 

 

てか?・・やれやれだぜ。良かれと思ってやってきたことが、自分の首を絞めてたってわけだ。参った。お手上げだよダン、あんたの勝ちだ。

しかし宇宙は広い。

どこかにきっと地球のような星があるはずだ。私は彷徨い続ける。私に適合する「地球」を見つけるまで。

  
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