だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

赤い眼鏡

高校の時ハードレンズでコンタクトを作った私は、すぐにコンタクトを失くしてしまう。どうしても欲しいと言って買ってもらった物をうっかり失くしたとは言い出せず

 

 

裸眼で暮らすこととなった。

 

 

幼い頃から眼科医に眼鏡をかけろと言われかけていたが、眼鏡なしで暮らしてみると意外と困らないことに気づく。10代後半を裸眼で過ごした。20代前半になって視力が落ちてきたのか本を読む際、文字が二重になり始める。

 

 

そこでたまたま通りかかったパリ〇キで眼鏡を作ることにした。

 

 

久しぶりに入ったパリ〇キにはかわいい眼鏡がたくさん揃っていたが、私のレンズは分厚く対応できるフレームが少ない。美人の店員さんが相談にのってくれた「いまは技術が発展しているので大丈夫です」とのことそこで憧れの赤いフレームのレンズが細めにできた眼鏡をチョイスした。

 

後日パリ〇キから電話がくる。「お客様の視力でレンズを調整したところ、お選び頂いたフレームではちょっと対応できないことがわかりまして・・」大丈夫と言ったくせに!というよりはやっぱりなという気持ちが強い。だてに幼少期から眼鏡をかけているわけではないのだ。

 

とても申し訳なさそうな店員さんに、最後に2拓になってやめた方のフレームにして下さいとお願いした。

 

数日後また電話がくる。

「もう1つの方もレンズが入りませんで・・」

 

なんだかどうでもよくなってしまって似た形の赤いフレームのものならなんでもいいと言ってしまった。

 

その日は友達と会う約束をしていたのだが、眼鏡ができたと連絡が入り受け取ってから友達の家に行くことにした。

 

 

おしゃれしてパリ〇キに向かう。

 

 

美人の店員さんが待っていてくれた。

(いよいよだ)数年ぶりの眼鏡。試着して鏡を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

驚愕、ヒゲ生えてた。

 

 

 

 

 

 

眼鏡どうこうの問題ではない。ヒゲが生えていたのだ。レンズを通して見える己の顔に。いままで裸眼ではとらえきれなかった私の鼻の下の産毛がはっきり浮かび上がっていた。

 

 

(いったいいつから・・)私は動揺した。

 

 

「いかがですか?」美人の店員さんがおずおずと聞いてくる。

 

 

 

 

いかがも何もヒゲ生えてたよ!!

 

 

 

私の心の叫びに気づいていたのか、美人の店員さんはとても申し訳なさそうだった。

 

「だ大丈夫です」

 

やっとのことで声を振り絞り逃げるようにパリ〇キを去った。友達の家に行き、すぐさま毛抜きを借りてヒゲを抜く。

 

思えば視力の弱い人はみなメガネやコンタクトをして常に1.0前後の視力を保っているのではなかろうか。

 

 

 

見えすぎだ!!

 

 

みんなの視力が0.4くらいだったヒゲなんか見えないし毛穴も気にならない。女性の”ケ”関係の煩わしい作業は軽減され、きっと世界はいまよりもっと寛容で平和に違いない。友達の前でヒゲを抜きながら私は痛切に思ったのである。

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