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だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

私が派遣を辞めた理由 3

過去

いつの間にか「私はダメ人間だから」「こんなこと言われたよ。だって私はできない人だから」が口癖になっていた。

 

 

 

 

夜眠れなくなり、寝ても過呼吸で目を覚ますことが多くなった。「心療内科で薬もらいながらやっている人もいる」と聞かされたが、自分はそうなる前に辞めるべきだと思った。退職届を書いて班長さんに渡す。

 

「そんな気はしてた」と言われた。

 

今月中に辞めたい旨を話すと、急なのでそれはまた後日話そうということになった。

 

例の事務室に呼ばれ担当者と話す。正社員のイジメが問題なのかと聞かれた。そうだと言った。他の派遣社員の人達のことは言わなかった。最初はちゃんと教えてくれたし、覚えられなかった自分が悪いのだと思っていた。仕事や家庭や子育てで疲れている人達を自分のことでこれ以上煩わせたくはなかったというのもある。

 

いま冷静に考えれば休みの日にお願いして出勤するとか、なんとか働く時間を伸ばしてもらい集中的に覚える環境を作るくらいしか方法はなかったと思う。

 

だけどあの頃は、正社員のイジメに古参の派遣は月1で荒れる。看護師さん達の厳しい目の中、班長にも見捨てられたあの状況では”その日ミスせずに帰る”という命題をクリアするのが精一杯だった。

 

担当者は正社員の件は当人と話し合って解決すると言ったが、その人のイジメは派遣の間で代々受け継がれている伝統なのだ。解決するのならとっくにできていたはずである。どうしても辞めたいというと担当者の方ははっきりと

 

 

 

 

 

「辞めさせることはできない」

 

 

 

 

 

と言った。本人がもう来ないと言っているのにどういう論理かと思ったが、本社の許可なく辞めさせることはできない。とまるでそれが法律だとでも言いたげな強い口調だった。しかも、いつ本社の許可が下りるのか聞いたらそれはわからないと言う。ではどうするのかと問えば予想通り、本社の許可が下りるまで1、2ヶ月働いて様子を見て欲しいということだった。

 

このままではずるずると飼い殺しにされる。

 

私はとにかく今月いっぱいで辞めると言った。担当者は不可能だと言う。仕方がないのでネットで事前に調べておいたことを話すことにした。

 

「先日班長さんに退職届を提出しました」

 

「こちらは預かっていません」と担当者。

 

「預かろうが預かるまいが、直属の上司に退職届を出していれば2週間後には辞めることができると法律で決まっているんです」

 

担当者は驚いたように目を見開いたあと、肩の力が抜けパーテーションに寄りかかった。しばしの沈黙の後・・

 

 

 

 

 

「あと1週間だけなんとかなりませんかね」

 

 

 

 

私は1週間だけ退職を延長した。最後にみんなに挨拶をして、イジメてきた正社員にも「お世話になりました」と頭を下げたが、「おつかれっしたー!」といつも通り私の周りの人に挨拶して帰って行った。さすがに他の人達も「あれはすごいね」と言い合っていた。”みっちゃんの看護師さん”を探したのだが会うことができず、きちんと挨拶できなかった。それだけが今も心残りだ。

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