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だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

私が派遣を辞めた理由 2

過去

資格試験には無事受かった。

 

直前に1万3千円で対策講座まであったが、それよりも随分簡単な内容で肩透かしをくらった気分だった。とにかく一安心。仏壇に資格者証をそなえ父に合格を報告した。

 

仕事はある程度の作業は覚えることができたが、それ以上はなかなか覚えることができなかった。月に1回診療報酬を集計する作業があったのだが、その週になると毎日夜中まで同じメンバーが残って集計作業にあたった。

 

この時期になると古参の派遣社員はとても気が立っているので、暴言を吐かれることもしばしば。班長さんでさえ嫌味を言われていた。隙間時間を埋める要員だった私はその作業を覚える時間もなく、さっさと帰るよう促されていたので他の人達との差は広がるばかりである。

 

質問をして教えてくれるのは班長さんだけ、あとは仕事の忙しさと家庭と子育て真っ盛りで手一杯の人が多くコチラに当たることはあっても、いつまでも親切に教えてられないという風だった。

 

「コンビニの方が楽だし時給もいい」

 

「だけどここは子供のことで融通がきくから」

 

という会話を何度も聞いた。ギリギリの人数でギリギリの人達がギリギリの状態で支え合っている。そこでいつまでも成長しない私は邪魔者でしかなかった。メモや教材は常に持っていたが、職場で読む暇などなく隙をみてこっそり読み書きしていた。最後には手にまで書くようになったがある日、班長さんに

 

「入れ墨にすれば?」

 

と言われ、ああとうとう見捨てられたなと感じた。

 

そんな中、イジメる正社員と更衣室で二人きりになった。

挨拶をするがやはり無視され、無言で身支度をする二人。さっさと出て行こうとドアの方へ消えた正社員に、一矢報いたくなり私はロッカーの扉を力の限り乱暴に閉めた。

 

 

 

 

 

バンッ

 

 

 

 

 

立ち止まる正社員。黙っていると戻ってきそうな雰囲気だった。

 

「あ、間違えたエヘッ」

 

とっさに独り言を言う。正社員は更衣室を出て行った。

 

 

 

 

 

 

(こえ~ボコられるかと思ったあぁ)

 

 

 

 

 

 

 

・・自分の小心者加減に嫌気がさした。

 

 

患者さんとの触れ合いは楽しかったし、顔なじみの方もできて気さくに話しかけられるようにもなっていた。何もしていないのに、お礼にとカボチャをもらったこともある。

 

しかし、長話に付き合うなと影で叱られ、患者さんに話しかけられるのが怖くなった。ただでさえ病気を抱えて辛い立場なのだから、患者さんだけはしっかりケアしたいと思っていた。それすら満足にできず自分の仕事に対するモチベーションをどこに置いてよいのかわからなくなった。

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