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だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

明けない夜の怪談話 1夜

誰しも落ち込む時はございます。

 

ナルシシズムと自意識の間でもがいていると、気が付けば黒い温水に浸っており昔やらかした恥ずかしい言動などを思い出しては自分を責め、さらに深みにはまっていく地獄を女なら誰しも体験したことがございましょう。

 

ネットで原因を探るとPMS月経前症候群)・鬱・自律神経の乱れ、色々考えることができますが、自分がそれとわかったとて今の気分を良くしてくれるとは限らないのでございます。

 

時間がやたら長く感じ、疲れているのに目を瞑っても眠りの安らぎは訪れない。ついには"自殺”・”死”などという言葉でさえ頭に浮かび、夜が延々続くのではないかとさえ思えてくるのでございます。涙が溢れ、枕に顔をうずめ声の限り叫びたくなるのをじっと耐えるしかないのです。

 

 

まだ空は暗うございます・・慰めになるかはわかりませんが、婆がある娘の話をして差し上げましょう。

 

 

娘はうら若き20代。”バイト先で猛烈な片思いに落ちた。”ということは以前にも書いた通りでございます。相手は関東から一人で来ていたアルバイターでございました。色白でクールな眼差しが印象的な男で、その容姿と媚びない態度には少女漫画で育った娘の脳髄を簡単に痺れさせる力があったそうでございます。娘は出会って数日で告白という自滅的な行動力を発揮いたしました。

 

もちろん返事は「No」でございます。

 

なんとか食い下がり「友達なら・・」という言葉を引き出すことに成功いたしましたが、完全に恋の亡者となっていた娘は「友達から・・」といいように彼の言葉を脳内変換して猛烈なアタックを繰り返したそうでございます。

 

男はクールに見えて優しゅうございました。寒がる娘にコートを貸してくれたり、どこかに行きたいという娘と2時間もかけて街へドライブしてくれたのでございます。娘は

 

「行ったはいいが何をしてよいかわからなくなり、デパートを一周して帰ってきた」

 

と申しておりました。娘の独りよがりな恋を押し付けられてたにもかかわらず、男もよくつき合ってくれたものでございます。

 

片思いは完全に男に拒絶されるという形で終わりましたが、燃え上がるような片思いに玉砕し全身やけどを負った娘はその後1年立ち直ることができなかったそうでございます。

 

男が嫌々とってくれた二人の写真を見ては泣き、出すことのない手紙を何通も書く日々が続きました。そうしてある日、娘は自分が完全なるミスを犯していたことを思い出すのでございます。

 

それはバイト中、男に時々お願いして仕事終わりに話しをしていた頃のことでございました。恋に溺れていた娘は、片思いの辛さを紛らすために酒に溺れておりました。気がつけば大浴場の真ん中でジャグジーにつかるように両手を広げ天井を眺めていたそうでございます。すると娘の友達がやってきてこう申しました。

 

「今から男性陣と合流しよう」

 

どうやら他のアルバイター経由で誘いが入ったようでございました。男に会えると喜んだ娘、すぐさま風呂から上がったそうでございます。生理がきそうだったのでトイレに行って、念のためにとナプキンを装着したのでございます。念には念をいれてのことでございましたが、この判断が裏目に出るのでございました。

 

みなで会場にかけつけると、男達はカラオケをしていたそうでございます。娘は隅で所在なさげに座っていた片思いの男を見つけると隣をゲット、酔ったふりをして男の肩に頭をのせそうでございます。(後に娘はこのことも思い出すたびに死にたくなると申しておりました。)その後、酔った娘は早めに抜け出し寮に帰ったそうでございます。

 

翌日

 

不思議なことが起こりました。お風呂セットが見当たらないのでございます。浴場から居酒屋に直行しておりましたので、部屋にあるはずでしたがどこを探しても見つからないのでございます。

 

お風呂セットに入っていたのはバスタオル・小さなタオル、下着に使用済みの生理用ナプキンでございました。

 

 

 

 

使用済みの生理用ナプキンでございます。

 

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