だからって終わってるわけじゃない

・・からツライのかもしんないけど

兄のパンティー

 

兄は子供うけがいい。

そしておばさまうけもいい。

 

神経質で外面だけ良いのが

清潔感があり優しいと解釈され

 

好青年に映るのだろう

 

犬好きのハンニバル

(人肉を食わないだけで思考回路は一緒)

と思っている私には

 

私を選ばず兄に近づく人の気がしれない

 

のだが

みんなもれなく兄を選ぶ

 

叔母もその一人だ。

一緒に旅行に行くと必ず、運転席の兄をからかって遊ぶ

 

兄も他人には言わないような憎まれ口を言うので

叔母には特別心を許しているようだ。

 

「オバちゃん乗ってるから車の走りが悪いな」

 

私が同じことを言ったら激怒される

セリフをさらりと言い、笑いあっている

 

そんな二人の絆にヒビが入る事件が起こった。

 

叔母達とドライブに行った帰り

荷物を下ろしていると叔母が私に耳打ちしてきたのだ

 

「アイツ、オンナいるだろ?」

 

「へ?」

 

寝耳に水だった。コミュ障の兄にオンナ?

私や母に気取られることなく

彼女を作りデートするなど器用なマネ

兄にできるはずがない

 

ネット上ならまだしも現実で?ないない

  

しかし叔母の瞳には確信が宿っていた。

 

「何でそう思うの?」

 

一応聞いてみる

 

 

 

 

 

「後部座席にパンティー落ちてた」

 

「・・マジかー」

 

数週間前、犬を公園に遊ばせに行ったことを思い出す

家の中は寒くて重ね着をして出たのだが

 

外は意外に暑かった

 

歩いたらもっと暑くなるだろうと車の中で

脱ぎ捨てたのだ

 

腹巻きを

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叔母がパンティーと勘違いしたのはくしゃくしゃになった私の腹巻きだった

 

(拾うの忘れてたよね)

 

叔母の中で兄の株が急落したのは言うまでもない