だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

修学旅行

修学旅行、それは砂糖をまぶしたグレープフルーツのように甘くほろ苦い思い出。少女漫画なら気になる男子と抜け出したり、誰かのいたずらで女湯と男湯を間違えて気になる男子と混浴なったり、男子の部屋に遊びに行ったら突然先生が入ってきて気になる男子と同じ布団に隠れることになったり・・

 

という展開になりがちだが私の修学旅行にそんなイベントは一切ない、悲惨なものだった。

 

中学時代はまだ部活に勉強に忙しく、進研〇ミのCMのごとく充実した学生生活を送っていたのだが、修学旅行ではそのはりきり具合が災いし汗だくで走り回ることになる。

 

目的地は東京だった。

 

花の都大東京も新幹線も初めての私は緊張した。よって体育館で行われた新幹線の乗降練習にもまじめに取り組んだ。

 

班は6人1組にならなければならなかった。

 

親しい友人が6人もいる子は少ない。自然、私の班は仲の良い友達2人と他のグループの3人とで構成されることになった。

 

私は班長をかってでた。

 

他の子にまとめられるより自分が仕切った方が楽だと思ったからだ。練習の甲斐あり新幹線には無事に乗れた。しかし東京駅で早くも窮地に陥る。友達と歩いていたら後ろにいたはずの3人がいなくなっていたのだ。

 

私は慌てた。

 

当時は携帯電話なんてものはなく、残りの3人と連絡をとる手段がなかったのだ。仲の良い友達2人に「ここで待ってて」とお願いし探しに行くことにした。来た道を戻ったり、別の道に曲がったりしても3人は見つからない。

 

同じ学校の生徒に尋ねても「知らない」の返事。

 

それどころか戻ってみれば、待っててと頼んだ場所にいるはずの2人まで消えてしまっているではないか。混乱した私は汗だくになりながら東京駅を駆け回る。

 

途中、保健体育の先生を見つけ班員がいなくなったことを説明したが面倒事に関わりたくなかったらしく「うーん」といいながら先生は行ってしまった。

 

もうどうしていいかわからない。

 

時間は刻々と過ぎて行く、次の目的地に1人で行ってしまった方がいいのかと駅のホームへ上ると

 

 

 

 

 

「あっ・・いた」

 

 

 

 

て言われた。

 

私以外のメンバー5人が集まっていたのだ。「よかったな、迷子が見つかって」そばにいた担任が言う。どうやら迷子を探していたはずの私が迷子扱いされていたらしい。

 

全員で電車に乗り込む。

 

みんな少し離れた場所で息をひそめるようにこちらの出方をうかがっていた。私は怒りを抑えてあとから来た3人に聞いた

 

「どこにいたの?」

 

「だってね~?歩くの早いんだもん」

 

応えになってない。私はさらに怒りを抑えて仲の良い2人に聞いた

 

「どうしてあそこで待っててくれなかったの?」

 

「カノちゃんの後についてったんだけど見失っちゃって・・」

 

 

 

 

 

 

はりきり過ぎが招いた悲劇 班長が迷子。修学旅行1日目、私は電車の中でさめざめと泣いた。

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