だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

ラブリー

小学生の頃、歌手志望だった私は友達と歌を作る。頭に浮かぶまま言葉をノートに書き、才能にまかせて歌うのだ。

 

 

 

 

 

タイトル「ラブリー」

 

 

 

 

"ラブリー"の意味はわかっていない。いきなりサビから入る、というかサビしかないこの歌はタイトルに似合わず音符に全て「♯」がつきそうな黒鍵で全てまかなえそうなメランコリーな響きをもっていた。

 

自分達の持ち歌を砂山から駆け下り、ミュージックビデオのようにジャンパーを翻して歌うのが私たちの静かな流行りとなった。

 

 

休み時間に友達と一生懸命歌詞の続きを書いていると、先生が遠くから

 

「何してるの?」

 

と声をかけてきた。

 

「ないしょー」

 

と二人でクスクス笑っていると先生は近くにいた男子生徒に命じ、私たちのノートを奪いにかかった。私は必死で逃げたが友達は捕まってノートを取られてしまった。

 

普段なら怒って抗議するところだが、この先生は女ながらに怒鳴りだすと止まらない習性があり私たちは先生を怒らせないよう日々気を使っていたのだ。

 

何もできずただ半泣きの友達を慰める。

 

先生は男子生徒と笑いながらノートを読んでいた。・・私の頭の中で自作の曲「ラブリー」がこだまする。

 

 

 

 

ラブリー  歌って歌ってラブリー ときめき悲しみみんな来るー

ラブリー 歌って歌ってラブリー  ときめき悲しみみんな来るー

 

 

 

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