だからって終わってるわけじゃない

・・からツライのかもしんないけど

アニサキスハル18 ー忍び寄るペットロスー

 

ハルがこの世を去って1週間が過ぎた。

 

母は私のだらしなさを嘆き、兄は憎まれ口をたたく。

いつもの日常が戻っていた。

 

かに思われたが

 

「おやすみー」 

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あれからずっと居間で寝ている。

リンと一緒に寝る権利を奪い合った末の雑魚寝だったが・・

 

おかげで母と私は寝不足になった。

兄のイビキがうるさ過ぎるのだ。当の本人は耳栓着用で涼しい顔である。

 

 

昼、兄がネットで電子フォトフレームを物色していた。

私は昔もらったやつがあるのを思い出し、ハルのデータを入れて居間に設置してあげた

 

しかし

 

あんなにほしがっていた兄がろくに見ようともしない。私も私で兄に文句を言うでもなく、雪の中駆け回るハルやヒート時にはかせたフリフリパンツで眠るハルのスライドショーを見て微笑んでいた。

 

 

 

 

「リンちゃ~ん」

 

母は時々思い出したようにリンに甘える。

 

 

みんな、ちょっとづつおかしかった

 

 

 

 

ある日のホームセンター

 

兄がぬいぐるみを掴み考え込んでいる

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「・・抱いて寝るには軽いよな、砂でもつめるか」

独り言の内容が怖い。私はその場をそっと離れた

 

別の日、珍しく上機嫌で帰ってきた兄

 

「ほうらリン、お土産だぞ」

 

 

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(ダサッ!!)

 

ありあまる愛情が、兄を奇行にはしらせる。