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だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

”お人好し”のサバイバル

サザエさんのワンシーンでこんなのがあった。マスオさんがお花見の場所をとりにいく。シートを広げ寝転がり、一人番をしているといつの間にか眠ってしまう。そこに後から来た人が「ちょっと失礼」と自分のシートをマスオさんの敷いたシートの端に重ねる。そしてまた次に来た人が「ちょっと失礼」そのまた次に来た人も・・目が覚めたらシートはほとんど他人に侵され、マスオさんの体ぎりぎりしか自分の領域が残っていなかった。

 

土豪劣紳!お人好しのマスオさんにあんまりな仕打ちじゃないか!!

 



この例は(他人の領域をちょっとなら借りてもいい。できるなら借りパクしたい。)という人の心理を表していると考える。
忙しい時に限って、周りに暇そうな人がわんさといるのに自分にだけ

「あのさ、悪いんだけどこれやってくんない?」

なんて頼み事された経験、ないだろうか。これはAという人物がBという人物の領域を借りることと一緒。頼まれたBも「はい~」などと、安請け合いしてしまうが、お人好しのお人好したる所以は断れない・返却を迫れないという点だ。例え自分が窮屈になっても、ギリギリまで我慢して他人に領地を提供してしまう。それゆえ限度を超えた時に爆発してしまい、自分や他人に大きな損害を与えてしまう結果になるのだ。(きっとマスオさんも領地を奪った輩にブチ切れたに違いない。)

厄介なことにどこの職場にもAのような侵略者は必ず1人はいて、他人の領域を侵していながら、当然のような顔をして「また悪いんだけど・・」とさらなる領地侵略をかけてくる。Bはずるずると、ギブアンドテイクならぬギブアンドギブの構図に巻き込まれていくのだ。

最初は優しかったパートのおばちゃん、何故だか自分にばかり雑用を押し付ける。派遣先の社員さんが自分にだけ挨拶してくれない、愛想よく接しているのに聞こえよがしに悪口を言われた。これも自分が”お人好し”認定され、侵略者に領域を奪われた結果といえる。(チクチョーあいつら覚えてやがれ!!)

何故に侵略者はお人好しばかりを狙うのか、他人の領域が欲しいなら色々な人から平等に奪えばいい。お人好しがばかりが割を食うのは不公平。しかし、そこには前述したお人好しの性質「断れない・返却を迫れない」が関係してくる。

宝を保管した城があるとする。宝が欲しいと思ったらどうするか?入れそうな場所を探すのではないか。城壁が低くなっているところ、鉄が錆びて鍵が弱くなっている場所を見つければ容易に中に入ることができる。侵略者にとって”お人好し”とはそういう場所なのだ。簡単に入れるとわかったら、次も同じ場所を通ればいい。わざわざリスクを負って、別の場所(他の人達)にトライする必要はないのだ。

侵略者は目上の人とは限らない。後輩や友達の皮をかぶり「さすが先輩、頼りになる~」「こんなこと、○○さんにしか頼めない」などと手練手管を使ってあなたの領地を狙ってくる。

では、侵略者からどうやって身を守ればよいのか。答えは簡単。断ればいい、ただ断るのではなく、わけのわからない理由で断るのだ。

「ねぇこれ運んどいてくんないかな?」

「すいません、気分じゃないので」







気分じゃない?!仕事なのに?!大体これ運びたい気分の時ってある?!

と理由に目を奪われ、断られたことへの怒りが一瞬それる。真顔でシレっと言うのがコツ。断り下手のお人好しには難しいが、役と思って演じれば幾分楽にできる。
次は私が実際に使った手。

 

 


「先輩、オレ今度引っ越すんですけど手伝いに来て・・」

 

 

 


「親の遺言で引っ越しだけは手伝うなって言われているの、ゴメンなさい。」


かぶり気味に言うのがポイント。どんな場面でも応用がきくのでお勧め。


「鍋作って」
「親の遺言で鍋だけは作るなって言われているの」



「いまから泊まり行ってもいい?」
「親の遺言で酔った女は泊めるなと・・」

何度も使えば「あんたの親、どんだけ遺言のこしてんだよ!」と周囲からツッコミも入るだろう。場が和む効果も得られる。

しかし、毎回断ってばかりでは人間関係に支障がでてしまうのではないかと心配になるだろう。その場合は2回に1回・3回に1回と断る頻度を自分の中で決めておくことをお勧めする。それでも断りずらい、断るものと引き受けるものとの判断がつかないという方はとりあえず返事を先延ばしにしよう。時間をおいて冷静に考え(こいつには領地貸しすぎてるな)と感じたら断ればいい。

「キミ、これコピー・・」

 


「予定が入っていたかもしれません。確認してあとでメールします」

このようなことを繰り返していくうち、侵略者も少しずつですが理解していく。

「あいつマイペースだから」

「あの子はああいうキャラだから、しょうがない」

と言わせたらもうこっちのもの。”お人好し”の名を返上する時だ。
困った時はお互い様と言うが、自分が疲弊するほどスペースを提供する必要はない。頼まれごとをされて、直感で”嫌だな”と感じたらどんどん断る。これが、侵略者から領地を守る上唯一の手段だ。

「雨降ってきたから迎えにきてくれないか」
「湿度が低い日は外出を控えることに決めています」

”あいつ空気読めない”と言われる恐れありだが、その点は悪しからず。


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