だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

アニサキスハル

アニサキスハル7 ―代替品―

兄の溺愛教育の賜物か ハルは甘えん坊の名をほしいままにした。 しばらく姿が見えないなと思うと ネットサーフィンする兄の膝で寝ている 兄が出かけている時は 母や私を代替品として活用した。 人で充電するアイボのようだ。 代替品といえば 「どうれ、ビー…

アニサキスハル6 ―濡れネズミ―

兄の提案で犬達を川に連れて行く。 山の中の清流なのに足場はコンクリートで整えられていて、犬を遊ばせるにはうってつけの場所だ。 蝉がうるさいくらいに鳴いている。 おしとやかな見た目とは裏腹に、実は泳ぎが得意なヒメちゃん。つくなり川に飛び込んでプ…

アニサキスハル5 ―空気を読まない空気―

ハルはすくすく成長した。 丸い顔に低い鼻、短い尻尾をクイッと動かして喜びを表すしぐさや 時折、笑いすぎた人のように「ゴッ」と鼻を鳴らすくせも愛嬌があってかわいらしい。 ただ気になったのが オナラの頻度だ。 毛の長さの違いなのか、高貴な出のせいか…

アニサキスハル4 ―テリア気質―

ハルを迎え数週間。ヒメちゃんの嫉妬はエスカレート 兄をめぐる女の戦いは熾烈を極める かに思われたが・・ 新人の徹底した低姿勢により、収束。 ヒメちゃんがすねることはなくなった。 夜、1人遊びが好きなヒメちゃんはぬいぐるみ相手にマウンティングをす…

アニサキスハル3 ―キャバクラの人間模様―

ヒメちゃんは、我が家で初めて迎えた血統書付きのワンコだ。 父の知り合いがオスとメスを飼っていて、子犬が産まれたからと1匹分けてくれたのだ。 家では野良育ちの流れ者や引き取り手のない雑種犬しか飼った経験がなかったが、それだけ犬の扱いには慣れて…

アニサキスハル2 ―あからさまに嫌そう―

兄と犬との出会いは突然だった。 家族でドライブしてた際、たまたまわんわんフェスなる看板を見つけて寄ってみることにしたのだ。 「色んな種類のワンコが集まってるんだって」 「ボステリいるかもな」 兄はジョジョの奇妙な冒険を読んで以来、ボストンテリ…

アニサキスハル1 ―ちょうどいい季節―

兄は犬が好きだ。 昔っから動物がたえなかった家なので自然といえば自然なのだが、いい年して浮いた話の1つもないせいか兄の犬熱だけが年々高まっているように思う。 休日の昼間 ふと見ると膝に犬を乗せ、世界の犬図鑑をめくっている。 車の助手席にはワン…