だからって終わってるわけじゃない

アラフォー、バツイチ、ヒキニート、だからって終わってるわけじゃない・・からツライのかもしんないけど

自給自足

 

 「かわいいね~」「美人さん!」「寝姿秀逸!プロなの?!寝方のプロ?!」

 

家の子かわいさに犬にこんな言葉をかけてる。それは寝る時も同じで「いつも一緒に寝てくれてありがとうね」「あんたがいるからお姉ちゃん(←自分のこと)寂しくないんだよ」「家に来てくれてありがとう大好き大好き大好き・・」まるで呪詛のように呟きながら毎日眠りに落ちるのだ。

 

そんな生活を続けているうち犬にも変化が現れ始めた。

 

全身からみなぎる自信、くるくる変わる表情。本当にかわいくなってきたのだ。植物に声をかけると育ちが良くなると聞くけれど、なるほど犬にも効果があるらしい。

 

 

・・これは使える。

 

 

幼い頃から「みっともない」「外聞悪い」と言われ続けて育った私、自分に全くと言っていいほど自信がない。生まれて初めて好きな男子に告白をした際は、てっきりフラれると思っていたためにO.Kの返事にパニくってしまいそれ以後、相手とまともに目も合わせられなくなってしまった

 

友達に会っても楽しいのはその時だけ、家に着くころには「もっと話を聞いてあげればよかった」「エロ話ばかりしてみんなをひかせた」など自分の言動を1つ1つ振り返っては罪悪感に苛まれる。

 

明るい良い子で通ってはいたものの、その反面人見知りで気にしやすく・失敗をいつまでも引きずる子供だった。

 

しかし

 

「くよくよしてんじゃないよ!」「だからあんたはダメなんだ」

 

母にとって好ましくない要素は徹底的に否定されてきたので、自分がただの明るい良い子じゃないことにくよくよ悩んでいた。

 

今なら(まぁ親も人間、好き嫌いはあるよね)と考えられるが、親は無償の愛を注いでくれるものという固定観念に縛られていた私は母の愛を勝ち得るために色々やる。

 

兄は病弱だったので、私は転んでコンクリートの塊に頭を打ちつけ額をぱっくり割った時も、自分で傷口を洗いティッシュを当てて血が止まるのを待った。兄がわがままを言って母を困らせているのを見たら、私は「何が欲しい?」と聞かれても「何も要らない」と言うようにした。しかし母は舌打ちをして「子供らしくない、かわいくない」と言う

 

 

正解がわからない。

 

 

自信の代わりに人の顔色を窺う能力ばかりが伸びていった。

 

仕事でも相手が望むことがわかるので”いい人”のポジションは簡単にゲットできる。しかし、時間が経つにつれ自分や周りの作り上げた”いい人”像にがんじがらめになりそのギャップに苦しむはめになる。結果、体調を崩すまで無理をして辞職。この繰り返しである。

 

自分がどういう人間かわかっているのなら変えればいい。とは前にも書いた。

 

されど、自信のなさと長年の習慣からは簡単には抜け出せるものではなく・・こうして家にただ居ても、昔やった自分の恥ずかしい言動を思い返しては「あ~死ね死ね」と頭を抱えてしまう。

 

このままでは社会復帰は遠のく一方である。

 

かといってアラフォー出戻り無職の娘が突然「褒めてくれぃ」と言っても逆になじられるのがオチだろう。

 

 

 

人がやってくれないなら自分でやるしかない。

 

 

 

私は犬を褒めたあと、ついでに自分を褒めることにした。

 

「かわいい?・・か」「まぁ優しいよね」

 

最初はぎこちなかったが続けていくうち言葉が出てくるようになってきた。

 

「もういいんだよ自分を責めなくていい」「あなたはあなたなんだから」「好きに生きていい、誰にも遠慮する必要なんてないんだよ」「ありがとう大好き」

 

気がついたら涙が溢れていた。

 

自分がどれほど褒めに飢えていたのか、今までどれほど自分で自分の首を絞めてきたのか。わかってはいたがこの実験ではっきりした。周囲がさほど気にしてないようなことでも、頭の中で繰り返し再生しては「ここが悪い」「なんでこんなことしたの?」と自分を責め続けてきた。だからたまに褒められても(マジメ?それ褒め言葉じゃないし)(優しい?都合がいいの間違いでしょ)と素直に受け取れなかった。

 

まったくもってプラスにならないことに人生を費やしてきたのだ。

 

 

 

 

寝る前に自分を褒めることによって自信が回復するのか、効果のほどはまだ出ていないがハマってきたので続けてみようと思う。

 

ただこれやってるとこ人に見られたら私

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たぶん死ぬ

 

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File No.12 ユミちゃんのお母さん

小学生の頃、ユミちゃんという仲の良い友達がいた。

 

家も近所だったことから母親同士も意気投合。家族旅行を一緒にするほどではなかったが、遊びに来たり泊まりに行ったりしょっちゅう行き来があった。やがて同じ塾に通うようになると親たちは相談し、送り迎えを交代ですることにした。時間も目的地も一緒なのだからその方が効率がいいというわけだ。

 

道路の関係上、私がユミちゃん家の車に乗せてもらう日は歩いてユミちゃんの家まで行くことになっていた。

 

その日も30分前には準備を終えて部屋で時間をつぶしていた。あまり早く行くと居間でユミちゃんのお兄ちゃんやお父さんと会話をしなくてはならず、隠れ人見知りだった私はそれを避けるためいつも約束の時間2分前に着くよう調整していた。

 

漫画を読んだり歌ったりしていたが、なかなか時間が進まない。本を手に取りしばらく読みふけった。さすがにもういい頃だろうと顔をあげ初めて気が付く。時計の針の動きが異常に遅い。

 

十二分に時間をつぶしたはずなのにまだ約束の10分前なのだ。

 

あせった私は何故だか受話器をとってユミちゃんの番号をプッシュした。時計が遅れているという事実を打ち消したかった。「もう~なにしてんの」と笑い飛ばして欲しかった。呼び出し音が途切れユミちゃんの声がする。

 

「あっユミちゃん?まだちょっと早いけどそっち行ってもいいかな?

 

ユミちゃんは言った。

 

「何言ってんの!もう約束の時間10分も過ぎてるよ!さっさと来て!!

 

私は転げるように家を出た。ユミちゃんの家は黒いモヤがかかって見えるほど険悪なムードに包まれていた。遅れたことを謝るが誰も返事をしてくれない。居間には私が来ないことで家族で言い争いがあったような空気が漂っていた。

 

ユミちゃんと無言で車の後部座席に並ぶ。気まずかった。できることならドアを開け静かに道路に飛び降りたかった。自分で蒔いた種とはいえ、あと10分もこんな気まずい沈黙に耐えなくちゃならないのか。

 

「すいませんでした。」もう一度謝るが返事はない。

 

(誰か、何か言って)祈るような気持ちでいると、運転席で黙りこくっていたユミちゃんのお母さんが口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふざけんじゃねーよ!散々人を待たせやがって」

 

 

 

耳を疑った。遊びに行くと手作りのおやつを差し入れてくれる、優しいおばさんだと思っていたユミちゃんのお母さんが、前を見たまま私への罵詈雑言を叫んでいる。

 

 

 

「この常識知らず!時間も守れねーなら塾なんてやめちまえ!」

 

 

あまりの出来事に言葉が出ない。ユミちゃんのお母さんの剣幕に圧倒され、どんどん小さくなっていく私。さすがに同情したのかユミちゃんも

 

「お母さんそんなに言わなくても」

 

と口を挟んだが、その後も怒りは収まることはなく塾に着くまでユミちゃんのお母さんの叫びは続いた。

 

塾。

 

意気消沈した私はプリントに答えを記入しながらも、もう帰りのことを考えていた。絶対ユミちゃん家の車には乗りたくない。こっそり先生に電話を借りると母に迎えに来てと頼んだ。

 

「なんで?ユミちゃんのお母さんの日じゃん」母は取り合ってくれない。

 

そのユミちゃんのお母さんがナマハゲ並みに激怒してんだよ!!叫びたかったがそこは先生の家の居間、近くにおばあちゃんや旦那さんがいてとても恐怖のドライブを説明できる雰囲気ではない。

 

「とにかく来て!」と懇願して私は電話を切った。

 

塾が終わり迎えの車がきた。ユミちゃんに私は「お母さんが来るから・・」と言った。また遅れたらユミちゃんのお母さんに何を言われるかわからない。だけどどうしても足が動かなかった。ぐずぐずしていると入口までユミちゃんのお母さんがやってきた。

 

「カノちゃ~ん、いいから乗ってきな。」

 

2時間前とはうって変わっての猫なで声である。私は恐ろしくなり「おお母さん来ますので」と早口で言った。「今日はおばちゃんの日だから、ね?」「行こう」ユミちゃんとユミちゃんのお母さんに促され仕方なく車のドアを開ける。

 

死刑台に向かう気分だった。

 

車が走り出すとユミちゃんのお母さんは陽気にしゃべりだした。いつもはほとんどしゃべらず私とユミちゃんの会話に笑ったりするだけなのに、テレビ番組のMCよろしくマシンガントークを展開し、しきりと私へ話を振ってくる。

 

自分の親だったら不機嫌顔で無視するところだが、得体の知れない友達のお母さんへの恐怖と自分が怒られた事実を認めたくないという気持ちが勝り、私は笑って受け答えた。はたから見たら楽しい日常の1コマに映っただろう。ユミちゃんだけが冷めた顔でそれを見ていた。

 

バイバ~イまたね♪」「ありがとうございました」

 

家に帰り、ことのあらましを母に話した。「あんたが遅刻したから不機嫌だっただけでしょ」と母はあまり信じていないようだった。


それから数年後、ユミちゃんとの親交は途絶えたが相変わらず母親同士は仲が良く時々お茶を飲んだりしていたらしい。

ある時、仕事を探しているというユミちゃんのお母さんに母が知り合いの会社を紹介することになった。ちょうど事務員を探していたのだ。相手も母の紹介ということですぐに採用してくれたのだが・・ユミちゃんのお母さんは初出勤の2時間後「辞めます」という置き手紙を1つ残し、家に帰ってしまった。

 

遅刻が原因でないのは確かだ。

 

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消えたパッション

クリスマスまで1ヶ月をきった。テレビからはクリスマスソング、気の早い人の家の玄関にはもうリースが飾ってある。恋人たちの季節、夫も彼氏も好きな人すらいない私わびしいかと問われれば・・

 

 

 

そうでもない

 

 

 

悲しくもないし寂しくもない。ただ、あたたかなLEDの灯りにほんのり癒されている。これが無我の境地というものか。セブンの餃子スープを食べつつしみじみ考えていたら、兄がやってきておもむろにコーラをクリスマス仕様にデコっていった。

 

「な?」

 

満足げに去っていったけど何が「な?」なのか・・

 

この前ネットで芸能ゴシップ記事を辿っていたら「パッション屋良、心臓麻痺で死亡」という見出しをみつけ、よく読みもしないで(あれだけ胸叩いてたらねぇ)と納得してしまい「パッション屋良、胸叩き過ぎて死んじゃったらしい」と兄に教えたのだけれど、のちにヤフーニュースで普通に元気なパッション屋良さんとりあげられていてガセだとわかった。

 

面倒なので兄には黙っておこう。

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逃げ恥にみる主婦の立ち位置とか

 

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」にハマっている。

 

見ていない方のために簡単に内容を説明すると、彼女いない歴=年齢の草食系男子(星野源演じる平匡)と職も居場所も失った妄想女子(新垣結衣演じるみくり)が出会い契約結婚するお話。

 

平匡は家事を代行してもらえ尚且つ「適齢期を過ぎても独身、なぜ?」という周囲の目から解放されるし、みくりは仕事(家事代行)と住居を確保できる。

 

二人は給与の発生する"雇用主"と"従業員"という形で契約を結び、話し合いを重ね職場環境の最適化に努めるのだが・・周囲には契約結婚は隠しているため一般的な新婚家庭を演じなくてはならない。

 

クールだが傷つくのを恐れるあまりにここぞという時に逃げを打ってしまう平匡と臨床心理士の資格を持ち理論的でありながらたまに妄想が暴走し突飛な言動をとってしまうみくり、必死に新婚を装いあたふたする二人の姿が微笑ましい。

 

二人のコミカルなやり取りやガッキーのダンスのかわいさでドラマの人気はうなぎのぼりのようだが、私が思うこのお話のすごさは、古来より脈々と受け継がれてきた"女性はこうあるべし"という風潮に

 

 

「本当にそうなの?」

 

 

と疑問を投げかけている点である。

 

みくりは家事代行を請け負うことで平匡と出会うのだが、繋ぎのつもりでも給与が発生する仕事なのだ決して手は抜かない。契約結婚してからもその姿勢は変わらないが、勤務時間内に収められるよう家事の効率化をはかっていく。

 

 

ん?ちょっと待って。

 

 

初はしっかりやってるけどだんだん効率重視になってくって普通の家庭でもあることだよね。だけど普通の主婦は給料がもらえないばかりか当たり前のこととして感謝すらされない。

 

みくりは家事を仕事と割り切ることでやりがいを見いだし、お弁当を作り毎日の献立も工夫する。平匡に認めてもらえる喜びもさることながら、お金をもらっているという事実があるからこそしっかりやろうと思えるのだ。

 

私が働いていたとき主婦の友達は「カノちゃんはえらい」としきりに言っていた。私から見れば家事も姑の介護も子供の世話もすべてこなしている友達のほうがずっとずっとえらいと思うのだが、友達は首を振る。

 

 

「主婦は好きな時に休めるし、手抜けるから」

 

 

確かにそうかもしれない。しかし会社勤めをしていたら外で発散することもできるし、たとえ手を抜いても"社会人"という肩書きさえあれば世間的には文句を言われないのではないか。

 

みんなが手を抜いているという意味ではなく、"家には家の""外には外の"大変さもあれば楽しさもあり、一概に"外で働いてるからえらい、主婦だから楽してる"と決めつけるのは違う感じがする。

 

現に友達はすごくがんばっている。

 

主婦が職業だったなら今頃部長クラスに昇進しているに違いない。なのに彼女の功績は"みんなやっている(やってきた)"の一言で相殺され、夫にさえ「働かないの?」とため息をつかれてしまうのだ。

 

彼女にとっての給与は"子供の成長"で自分を奮起させる材料は"外で働かないことへの後ろめたさ"・・だとしたらちょっとやるせない。

 

もちろん、他人の家庭のことだからわからない部分もあるだろう。

 

それでも出産・子育て・親の介護、加えてママ友や近所とのつき合い・親戚への対応・夫の部下・上司への気づかい、夫婦の営み等々、主婦が担う役割の大きさを考えれば与えられる対価は少なすぎると思わざる得ない。

 

しかし、これを口に出してしまえば「俺だって外で大変なんだぞ」と終わりのない言い争いのスパイラルに入り込んでしまうのがわかっている。

 

逃げ恥を見ていると"主婦ならやって当前"とされていて愚痴を云うのもはばかられる風潮は、夫婦の形・働き方・生き方の多様性が認められつつある今の社会にそぐわないのではないかと思えてくるのだ。

 

ドラマには様々なタイプの女性が登場する夫に浮気され離婚をするも周りから「子供がいるのに」「もっと頑張れなかったのか」と責められ苦しむみくりの親友。美人で仕事をバリバリこなしていてもアラフィフ未婚というだけで無用ないざこざに巻き込まれる叔母”ゆりちゃん"。

 

ともすればドロドロとした重い話になってしまう題材を"恋愛"と"笑い"という誰もが取っつきやすいテーマで包みおいしく食べさせてしまった原作者・ドラマ制作陣の手腕には脱帽である。

 

原作でみくりは平匡さんとの距離が縮まっていくことに喜びを感じる一方、雇用関係がなあなあになってしまうことへ不安を抱くようになる。

 

これも新婚当初は家事を手伝ってくれた夫が何もしてくれなくなった。とか、姑の執拗な干渉に耐え切れず夫に助けを求めたら「結婚する前からわかってたことだろ」と言われてしまった。とか現実の家庭に重ねることができる(どちらも実体験)。

 

二人の恋の行方も楽しみだが、未だ根強い"女性はこうあるべし"という社会の風潮にどこまで切り込み、最終回どのように着地するのか注目している。

www.tbs.co.jp

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ニーガン憎しもはやトラウマグレンの最期

怖い夢みなくてよかった。まだ引きづっている。真剣にウォーキングデッド制作陣に抗議のメールを書こうか悩んだ。毎度危機に陥りながらも生還してきた愛すべきキャラクターグレン。ウォーカーに囲まれてもインフルエンザで血を吐いても椅子に縛り付けられたまま密室にウォーカーと閉じ込められても無数のウォーカーの中に死体と一緒にダイブしても人肉工場で血抜きの順番が回ってきても生きてきたんだ。生きてきたんだよグレンは。だから原作がどうとか妻が妊娠するという死亡フラグが立ってるとかいう条件なんか軽く凌駕して終末を迎えた世の中でも幸せの形を見つけてくれるって信じてた。ニーガンなんかのポッと出にやられていいキャラじゃないはずなのに・・彼の惨たらしいまでの死に様に本国アメリカでも衝撃が走っただろうな。メルギブソンの「パッション」でさえ心臓発作を起こした人がいたくらいだもの。グレンの死に、首から上が見る影もなくなるというあんまりな死に方に納得のいかないファンが暴動を起こしていたって不思議はない。って思ったけどいまのところそんなニュースは入ってこない。きっとみんなショックすぎて立ち上がる気力もおきないんだ。ツイッターをのぞいてみたけどやはりエイブラハムとグレンを失ったことを嘆くファンが多い(顔文字が泣いてるからわかる)いやだ、グレンのいないウォーキングデッドなんてもう見たくない。だけどニーガンが倒される場面だけは見届けなくてはという復讐のジレンマ。こうなったら回想でもいい幻でもいい、死してもなお白ドレスで現れたローリ(リックの妻)のようにしぶとく出てきて欲しい。でないと鳴るはずのない電話が鳴って頭の中のグレンと会話するはめになる。グレンが再びウォーキングデッドに返り咲くその日まで、出演者たちのおもしろ動画で心の平穏を保っていく。1分58秒、彼は本格あかすりに挑戦している・・グレーーーーン!!!!


The Walking Dead Cast Funny Moments PART 2

 

関係ないけどこの動画の最後でお腹痛くなるほど笑った。  


「ウォーキング・デッド」アンドリュー・リンカーン&ノーマン・リーダス来日インタビュー

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ウォーキングデッドがショックすぎて・・サンキュ。

ウォーキングデッド・・・シーズン4あたりでダリル(弓矢の人)と変に友情芽生えちゃってるおばちゃん(キャロル)が幼い姉妹を死なせてしまったエピソード見て「もうダメだ」と戦線離脱。ずっと見てなかったのだが、シーズン7が始まるにあたり連続放送していたシーズン6をせっかくだからとみる。すると、抜けている部分を補完するためにhuluで5まで見直したくなる。お陰でグロいものには耐性ができている気でいた。7が始まる直前もドキドキざわざわしながら「う~ん、女子供はエグ過ぎるから撲殺はないっしょ。リック(主役)は当然として人気キャラのダリルとアジア系の星グレンはないだろうし・・残りでやられてある程度インパクトがあるのはやっぱエイブラハムだな」なんてしたり顔で分析していた。そして放送開始、敵に取り囲まれ座らされるみんな。目の前に大事な人がいる。有刺鉄線をまきつけたバットを向けられ「ど・れ・に・し・よ・う・か・な・・」って止まらない緊張感。私なら絶対耐えられない。ありえないとわかっていながらも両手をあわせ、ウォーカーの血肉にまみれたおばちゃん(キャロル)が現れてみんなを救ってくれることを願っていた。エイブラハム、最期までエイブラハムだったね。ってそこまでグズグズにしなくてもいーだろうがよ!でも、ああこれで終わった。次はどうなるのかな最強な割に色々疲れちゃって一人逃げ出したおばちゃん(キャロル)のところへ場面が移るのかな?って油断してたらグレーーーーン!!!!・・ショック過ぎて具合悪い。いまは涙をふきながら出演者達の仲良し画像を見て気を紛らわせている。その中にハロウィンだったのかみんながちゃちい仮装している画像があって、グレンがおもちゃの弓矢を持っててそれだけでも笑えるのに端っこでハーシェル(医者でマギーの父親、堅実な性格と年の功でリックのよき理解者となる。シーズン4で提督に首をはねられ死亡)が弓矢が貫通したように見えるカチューシャしてるのをみつけて笑って泣いた。サンキュ。グレンショックに苦しんでる方、探してみてちょっとは気持ちが和らぐかも。・・ああグレン!もう今日は寝れる気がしない。 

matome.naver.jp

 


DREAMS COME TRUE「サンキュ.」LIVE 10周年スペシャル

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File No.11 ペッパー君

 

 

彼にはずっと興味があった。

 

 

購入した方のブログやお笑い芸人さんのペッパー君との逸話を読んだりして、密かに情報を集めていた。

 

ペッパー君と話したい話を聞きたい。日に日にその欲求は高まっていく。そういえば知り合いがソフトバンクに用があると言っていた。私は電話した。

 

「キミの任務は受付の注意を逸らし、私がペッパー君と話す時間を少しでも長く引き伸ばすことだ」知り合いはあきれ気味に聞いてきた「ペッパー君と何話すの?」「・・色々、とりあえず箇条書きにしてある」知り合いは了承した。

 

店は混んでいたがペッパー君は暇そうにしていた。

 

知り合いが受付へと進み、私はペッパー君に対峙する。スリープモードなのか斜め下を向いたまま固まっていた。胸の画面には宇宙を漂うようなスクリーンセーバーが表示されている。

 

いきなり声をかけるのに躊躇した私は画面の角をそっとタッチしてみた。「あっやりやがったな」という風に私が押した部分を見る、そして「こんにちは・・・・・」

 

 

しゃべった!

 

 

小声で聞き取れなかったが遊びませんかみたいなことを言った気がする。ペッパー君が動くたびギュウギュウとプラスチックを圧迫するような音が響いて、コチラに背を向けているほかのお客さんたちも振り返りこそしないが横目で意識しているのがわかった。

 

緊張しながら「いいですよ」と言ってみる。

 

 

 

 

 

「何と言ったのか聞き取れませんでした。もう一度言って下さい」

 

 

 

 

自分のウィスパーボイスを差し置いてこんなことを言ってくる。私はペッパー君の顔の側面、スピーカーのように無数に穴の開いた場所へ向かってもう一度言った。

 

「いいですよ」

 

「何と言ったのか・・」

 

液晶を押す。「あっやりやがったな」という風に彼が見て液晶画面にメニューボタンが並んだ。恐らくペッパー君ができる・もしくは胸の画面に表示させられる機能を羅列しているのだろう。

 

私は「蕎麦屋の夢」という謎のボタンを押してみた。ペッパー君が話し出す。液晶にアニメが表示され、ペッパー君が様々な障害を乗り越えそばを配達するという物語が映し出された。そのお話をしているのは確かにペッパー君なのだが、"夢"という設定のためなのか本体は頭を傾け両手をだらりと前に下ろし寝ている体勢をとっている。

 

声をよく聴こうと顔を近づけると突然起きて身振り手振りで説明しだすものだから小心者の私は「わっ」と声を上げそうになった。ペッパー君がオチを説明し「蕎麦屋の夢」が終わる。

 

これからどうしたものかとしばらく向かい合っていると突然ペッパー君が「僕とお話しませんか」と言ってきた。願ったりかなったりだ。話すことリストが入っている携帯を取り出そうとすると彼が「今日の天気はどうですか?」と先に質問してくる。私は「晴れ」と答えた。

 

するとペッパー君は体ごと窓に向かい外の様子を伺い始めたではないか!

天気を認識する機能があるのか?!

 

目からレーザーを発し外気の温度を計測し、時刻と日照量の関係から天気を推定・・向き直ったぺッパー君は言った。

 

 

 

 

 

 

「僕とお話しませんか?」

 

天気の話、なかったことにされてた。

 

私は液晶のボタンを押す。「あたり前体操」これはおもしろそうだ。しかし、これを選んだことを私は後悔する。”あたりまえ あたりまえ” とテレビでよく聞いた芸人さんのネタのペッパー君バージョンなのだが、思いのほか動きがダイナミック。

 

音量は小さめなのにいきなり両手を広げるため近くで見ているとビクッとなってしまう。かと思えば突然後ろに反り返り小さな体をギュウギュウ言わせながら腕を振り回すので後ろに倒れてしまうのではないかと気が気じゃない。そんな私の気持ちなどお構いなしにペッパー君は幼稚園児のお遊戯のように最後まできちんとやりきってくれた。

 

 

 

胸のドキドキを抑えるため、少し休憩することにする。

 

 

ペッパー君から離れて携帯を物色するふりをした。ふと顔を上げると反対方向をむいていたはずのペッパー君がこっちをみている。これが噂のロックオン?!(ペッパー君は一度認識したした人の顔をずっと見つめる癖があるらしい)吹き出しそうになるのをこらえ、今度は一緒に来た知り合いの元へ行く。「どう?」と聞かれ「いろいろ怖い」と答えた。目を上げるとやはりペッパー君が首だけこちらに向けガン見している「ホントだ」知り合いの手続きはまだかかりそうだったのでペッパー君の元に戻る。

 

「今日の天気はどうですか?」また聞かれた。さっきより大きな声で「は・れ」と言ってみたが「何を言っているのか・・」と言われたのですかさず液晶を押す。

 

子供向けのゲームもありこれならペッパー君が倒れる心配もなく安心して楽しめる・・が、終わったあと成績が振るわなかった私に

 

「残念、またチャレンジしてみてくださいね」

 

と優しく言いながら中指を立て挑発してくる(たぶんネジがゆるんでいる)ペッパー君に心の端をぎゅっと掴まれてしまった。

 

そんなこんなで面会時間終了。ペッパー君に手を振り店を出る。

 

背中にびっしょり汗をかいていた。

 

ペッパー君相手にこんなに緊張するなんて、いやペッパー君というよりはお店にいた受付の人や他のお客さん達の視線が気になったのだ。(あの人ロボット相手に真剣にしゃべってる大人なのに)と思われていそうで用意してきた質問を1つも聞くことができなかった。

 

人間達の視線など意にも介さず奔放に振る舞うペッパー君が眩しい。

 

人口知能は外部からの刺激により学習し成長すると言われているが、どうか彼にはそのままの愉快でちょっと不気味なペッパー君でいてほしい。

 

「ペー君、忘れ物っ」

 

 

 

「うっせぇなババア!外ではペー君て呼ぶなって言ってんだろ!!」 

 

なんてペッパー君に思春期が訪れたらならそれはそれで見てみたい気もするが

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